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異変

巧「おーーい、待ってくれーー・・・」
ゼノ「遅いよーーーおっちゃーーん!」
ルナ「おっちゃーーーん!」
巧「おいおい・・・俺はLenと同い年だぞーーー」
巧「・・・・・・!!」
ゼノ、ルナ『!!!』
巧「どうやら・・・おでましの様だな・・・」
ゼノ、ルナ『来る!!』


俺「しっかし・・・相変わらず暑いな・・・砂漠は・・・」
凛「砂漠だからな。」
俺「分かってるけどさ・・・・・・しかし・・・変だよな・・・」
凛「?何がだ?」
俺「出てくる時間帯の事だ。普通、クシャもナナも昼には出てこない筈だ。ナナの場合、火山には昼に現れるがな。」
凛「そう言われれば確かにそうだが・・・」
俺「・・・・・・まぁ、後で考えよう。それよりも・・・おでましだな・・・」
凛「・・・・・・」
そこには、悠々と立つナナ・テスカトリの姿があった。
俺「凛、先ずはあの炎を消す。頭を頼んだぞ。俺は後ろ足を潰す!」
凛「分かった。行くぞ!」


巧「これでどうだ!」
クシャルダオラは大きく怯んだ。
巧「ゼノ!尻尾を切るんだ!ルナ!翼を狙え!」
ゼノ、ルナ『分かりました!!!』
そう頷き、倒れているクシャルダオラの尻尾に乱舞をお見舞いした。
クシャルダオラは大きく声を上げ、前方に倒れこむ。
起き上がったクシャルダオラは飛び上がり、遠くへ去って行った。
ルナ「逃がさない!!」
龍弓を引き絞り、矢を放つ。しかし、届かなかった・・・
ルナ「くっ・・・」
ゼノ「・・・あの方向は・・・もしかして!!」
巧「砂漠だ・・・!!追いかけるぞ!!」
ゼノ、ルナ『はい!!』

俺「くっ・・・やつめ・・・倒れん・・・」
凛「これで・・・ハァ!!」
ナナは倒れる。
俺「ナイスだ!り・・・・・・」
凛「どうした・・・?」
俺「何でクシャまでここに・・・・・・」
凛「・・・・・・子供達は!?」
俺「・・・・・・分からん!だが、生きているようだ。凛!作戦変更だ!!お前はクシャを頼んだ!!」
凛「だが、お前だけでは・・・!!」
俺「今はそれ以外ない!!!恐らく、あいつらもこっちに来る筈だ!!それまで持ちこたえるんだ!」
凛「・・・分かった。死ぬな・・・よ・・・」
俺「お前もな!!」
そう言い、俺と凛は二手に分かれて戦う事にした。
俺「おらぁ!ナナ!こっちに来いやぁ!!」
先ずは引き離す。
さぁて、どうするかね・・・
俺「・・・角は折れてんだ。じっくりいたぶってやるぜ。」


凛「クゥ!!」
クシャルダオラのブレスを受け、飛ばされる凛。
俺「凛!!大丈夫か!!!」
俺は遠くから叫ぶ。
凛「心配するな!!!」
と、凛が叫んだ瞬間・・・
凛「ウァ!!!」
クシャルダオラの突進を受けて倒れる凛。
俺「凛!!!!!」
と、そこに・・・ナナが凛の方を向く。
俺「待て!!!凛には行くなぁ!!!」
そう叫んだが、時既に遅く、ナナは凛に向けて突進を開始した。
俺「凛!!!逃げろ!!!!!」
と、叫びながら走る俺。
だが・・・・・・
突進をまともに受けた凛は言葉無く倒れ、動かなくなった・・・
俺「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
――Len・・・・・・また怒るのか・・・・・・まだ早い・・・・・・
俺「すまねぇな・・・デビルイス・・・また・・・同じ事になりそうだ・・・・・・」
俺は言う。
俺「アイルー達。凛をベースキャンプに運んでくれ・・・」
アイルー「分かりましたにゃ。」
そう言ったきり、俺は倒れ蹲っていた・・・


凛は運ばれたが・・・クシャとナナは追っていた。
アイルー「にゃにゃ!?何で僕達を追うのにゃ!?」
必死で逃げるアイルー。何とかベースキャンプに逃げ込むアイルー達。
だが、構わず追いかけるクシャとナナ。
後少しでベースキャンプという所で。
俺「ここから先は・・・一歩たりとも行かせん!!!」
――お主!古龍2体相手に一人で戦おうと言うのか!!!
俺「凛には・・・絶対に触れさせんぞ!!!」
そう言い、俺はランスを構える。そこに。
凛「すまない・・・大丈夫だ。」
俺「凛・・・休んでいてくれ。」
俺「お前らはこの俺が!!2体まとめて地獄に送ってやる!!!!」
クシャはブレスを吐く。それを回避した俺は2体の間に立つ。
クシャとナナが同時に引っかき攻撃を繰り出す。
当たる直前に俺はランスを大剣の様に扱い、2体まとめてなぎ払った。
遠くに吹き飛ばされる2体。
クシャは倒れこみ、ナナは気絶した。
俺はクシャに近づき、頭を踏んで、そのまま頭を潰した。
凛「!!!!」
―――!!!!古龍の頭を踏み潰すとは・・・
俺「さぁて、残るはお前だけだ。」
俺「さぁ答えろ!さっきのヤツみたいに頭を潰されてぇか、そのドデカイ体に風穴開けられてぇか!!」
――お主・・・・・・
俺「それとも、凛の剣で真っ二つにされてぇか!!」
――!!
俺「どの道、貴様に考える暇はねぇがな!!」
俺の言葉に恐怖したのか、ナナは逃げようとする。
俺「させるかよ!!!」
俺は思いっきりランスをナナに投げつけた。
力強く一直線にナナに向かったランスは、ナナの翼ごと貫いた・・・
砂に堕ちた太陽は断末魔の叫びをあげながら息絶えた・・・
凛「お前・・・・・・・・・」
――お主・・・・・・・・・悪魔に身を売ったな・・・?
俺「い~や。そんな事はしてないよ。守るべき存在を守れなかった人間の恨みを力に変えただけ。それだけだ。人間って怖いな・・・」
俺「それよりも、凛。大丈夫か?」
凛「あ、ああ。大丈夫だ。」
俺「・・・・・・なら良いんだがな。」
さて、と俺は言う。
俺「謎は解決していないんだ。ちょっと調べないとな・・・」
――古龍が2体同時に現れる事は先ずないのだが・・・・・・
凛「・・・・・・家に帰ってから考えよう。それが一番ではないのか?」
俺「それもそうだな・・・」
と、言った所で。
巧、ゼノ、ルナ『大丈夫!?』
俺「ああ。もう終わったよ。」
巧助が近くにあったクシャルダオラの死体を見て。
巧「お前・・・大丈夫か?」
俺「なぁに。大した事は無いよ。」
ゼノ、ルナ『おかーちゃーん!』
凛「良く無事だったな・・・お前達・・・」
ゼノ「うん!おっちゃんが指示出してくれたから!」
ルナ「そうそう!!」
凛「すまないな。」
巧「いや、俺はあまり指示してない。あいつらは強いから大丈夫だ。」
俺「・・・・・・(やはりか・・・)」
――さて、家に戻るのではなかったのか?
俺「ああ、そうだった。すまないね。」
そう言い、俺達は帰路に着いた・・・・・・
・・・・・・もっと酷い事がこれから起きるような気がするな・・・

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