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無題
「・・・・・・ったく、どれ程酷い存在なんだよ・・・」
「俺に聞くな。まだその通りとは限らん。」
「見ただけでも存在が分かるさ。正直、勝てるのかどうかも分からん。」
「・・・珍しく弱気じゃないか。Len。」
「仕方ねぇだろ・・・流石の俺もこいつはキツイかもしれねぇからな。」
――ふっ。我と戦っていたときのお主は何処に行ったのだ?
「お前まで言うなよ・・・・・・」
「お父ちゃんも苦労しているんだねー。」
「ほんとだねーー。僕達は他の所で遊んどこっ。」
「そだねー。」
「お前達もその時になったら戦うんだぞ~?分かってるのか~?」
『う~ん。分かってるよ~~。』
・・・・・・・・・全く・・・・・・。
おっと、すまない。
俺の名はLen。しがないハンターさ。
凍ったデビルイスを倒してから早数年経っていた。
いつしか、俺の周りには色々な人が居た。
先ずは凛。
こいつは俺の妻。色々あったんだよ。
デビルイスを倒してから、俺と凛で一緒に世界中を旅していたんだが・・・とある事情により、またこのジャンボ村に戻ってきた。そのとある事情ってのは後で話そう。
次に巧助。俺と凛で旅をしてた時に東方の国で出会った俺の大親友。
こっちには無い武器を携えている。とても頼りになるんだが・・・多少俺とキャラが被っているんだ。
ちなみに、巧助の携えている武器は日本刀って種類らしい。巧助曰く、太刀とは違うんだとか。
確かに、長さは太刀ほど無いし、細いんだが。切れ味が異常なんだ。
太刀とは比べ物にならない。で、その日本刀の名前は「風炎天魔」ってらしい。属性を二つ持つ特殊な武器だ。しかも、その属性がまた凄い。こっちには無いんだ。そんな属性名。「風」と「炎」らしい。「火」じゃないんだとさ。
んで、ゼノとルナ。
こいつらの存在で、俺と凛はここに戻ってきた。
様は、俺たちの子供。
ゼノとルナは双子の兄妹で、言葉通り、ゼノが兄、ルナが妹さ。
9歳とまだ幼稚だけど、もう既に一人前のハンターさ。技術もきちんとあるしな。
ゼノは双剣を使い、ルナは弓を使っているんだ。
で・・・最後に。実際に戦っているわけじゃないんだが、俺の装備している防具にデビルイスがいるんだ。何の事かって?工房のばあちゃん曰く、俺の装備しているデビルイスシリーズにやつの魂が憑依しているんだとさ。時々現れては、話しかけてくる。一緒に戦っている様な感じだな。
で、そんな俺たちが話し合ってたのが、禍々しき世界の支配者って別名で呼ばれているモンスターの事。またまたネコートさんからの特別クエストらしいんだが、今はまだその存在を確認していないらしい。
だから、俺たちは資料文献を見て唸っている訳さ。
「なぁ、ホントにそいつが現れたりするのかなぁ・・?」
「俺に聞くな。」
「わ、私も知らない。」
「・・・(当然、子供が知っている訳無いか・・・)」
――我も、聞いたことが無い。遠い昔の事の様だ。
「飛竜殿がそう言ってるんだ。それはもう遠い遠い過去のお話だったんだな。」
『う~~~~む・・・・・・』
それから暫く経って。
「とりあえず、今は新しい情報が入るのを待とう。それしかない。」
「俺もそれには賛成だな。」
「分かった。」
――・・・・・・・・・うむ。
「さて、俺はクエストに出るぞ。凛、子供の面倒、頼んだぞ~~。」
「はいはい。分かったよ。」
「よし、巧助、一緒に狩ろうぜ?」
「うっし、了解だ。」
「さぁて、行くか。」