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蒼き謎の竜との対面(中編

「う~~む…」
あの受注書を読んだ後、ずっと唸っていた。
まず、奴の名前は分かった。デビルイス。
飛竜。それも分かっている。
だが、それから先の情報が何も無い。
属性、姿形。
「全く、お手上げ状態だな。」
「ご主人様、どうかしたにゃ?」
「ああ、給仕ネコか。いや、今度のモンスターは手強そうだ。暫く戻ってこれんかもしれん。」
「そうですかにゃ。」
「ああ。」
「じゃぁ、今日は僕が御馳走するにゃ。」
「ほう。ありがたい。じゃあ頂こうかな。」
「かしこまりましたにゃ。」
…………………
「ご主人様、お待たせしましたにゃ。」
「ふむ、上手そうだな。では頂くぞ。」
「どうですかにゃ?」
「ふむ・・・なかなか・・・」
「それもそのはずにゃ。」
「?」
「なぜならその料理の隠し味が僕の‘愛’だからにゃ♪」
「ぶっっ!!!」
「ご、ご主人様!?大丈夫かにゃ!?」
「あ、ああ。大丈夫だ…」
(まさか給仕ネコの口からそんな言葉が出てくるとは…)
「だ、だが、これは上手いな。力がみなぎって来る。」
「良かったにゃ。」
「すまないな。では、行くとしよう。」
「行ってらっしゃいにゃ♪」
「…」
さて、とりあえず様子見だ。
俺は黒槍グラビモスを持ち密林に出た……

密林に着くや否や真っ先にしたのがポーチ内のアイテム確認だ。
薬草…あるな。回復系統は十分持ってきた。
ペイントと閃光玉…大丈夫。
音爆弾も持ってきた。敵がどんな特徴かなどという事も分からない以上、こう言うものはきちんと持って置かねば。
食料と砥石…大量にある。
動きを封じる為の落とし罠とシビレ罠も持っている。
準備は万端だ。
さて、そのデビルイスがどこに居るのか分からない以上、手当たり次第に探すしかないか……
「…やっかいだな……」
そう呟きながら俺はベースキャンプを後にした…

どれ位歩いただろう…
姿どころか、気配すら感じない。
「くっ……」
とりあえず、3番で一旦休憩する事にした。
「ふう・・・」
「………まだ探していない所なんて…あったか?」
地図を見ながら唸る。と、その時。
「そういえば、10番には先があったな…」
すっかり忘れていた。
地図には載っていない。
それほど小さな入り口だったから。
だが、その穴を抜けた先にあるのはかなり大きな空間。天井には大きな穴が。
前に行った時には何も無かったが。
「行って見るか…」
当たりである事を願おう。

3番で休憩していたから10番には直ぐ行けた。
そこの一番奥に人が伏せなければ入れない程の狭い穴が。
伏せて進入する事5分。目当ての場所。
そこには………

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