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謎
クシャ、ナナの2体の古龍が同時に襲ってくるという危機的状況から何とか生還した俺達はマイハウスに戻っていた・・・
俺「・・・・・・何であんな風になったんだか・・・誰か分からないか?」
凛「私達に聞かないでくれ・・・私が一番知りたい・・・」
それ位分かっていたが・・・・・・
俺「デビルイス。何か知らないか??」
――我もあんな事は虫の知らせでも聞いた事がない・・・
巧「とにかく、もう一回文献を読んでみよう。まだ何か分かるかも知れん。」
ルナ「本だ~いすき!私もよむ~~。」
ゼノ「僕は本苦手・・・」
俺「・・・・・・・・・ハハ・・・・・・」
俺「・・・とりあえず、暫く外へは出ない方がいいな。」
巧「俺も賛成だな。何が起るか分からん。」
と言った所で凛が一言。
凛「だが、食材がないぞ?持って一週間程度だ。」
俺、巧『な、なんだって!!』
凛「言葉通りだ。私は食材調達に出るぞ?」
俺「俺も行こう。凛を怪我させたく無い。」
凛「ふっ、これでもハンターだぞ?」
巧「だが状況が状況だ、Lenが着いて行った方が良いと思うぞ?」
俺「との事だ。何処まで行くんだ?」
凛「・・・分かった。森丘と古塔にドスヘラクレス、蜜トンボ、カジキマグロを採りに行きたい。いいか?」
俺「・・・・・・勿論さ(何を作ろうとしているんだ?)。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺「準備はいいな?」
凛「ああ。行こう。」
巧「頑張ってこいよ~~~。」
ゼノ、ルナ『いってらっしゃ~~~い!』
俺「お~~~~う。」
凛「大人しくしているんだぞ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
家を出て、森丘についた俺と凛はとりあえず釣りをしようと言うことで釣りをする事にした。勿論、竿をたらすのは俺だ。
で、今は釣りを開始してそろそろ30分。ようやく大きなアタリが来たんだ。
凛「頑張れ!!Len!!もっと竿を引くんだ!!!」
俺「むぐぐぅ!!うぉう!!まだまだ・・・!!」
凛「私も手伝う!!それぇ!!」
釣り上げの反動で俺と凛は尻餅をついてしまった。
俺「いってぇ!」
凛「うっ・・・」
凛「ようやく釣れたな・・・Len・・・Len?」
俺「・・・・・・り、凛・・・ど、どいてくれ・・・・・・お、重い・・・」
凛「・・・?・・・・・・・・・!!きゃぁ!!!」
俺「げほっげほっっ!」
凛「す、すまない・・・・・・だが、‘重い’と言っていたな?」
俺は頷く。
凛「女性に対して・・・その言葉は無いんじゃないのか・・・?」
俺「・・・・・・うっ!?(凄い殺気だ・・・・・・殺される!)」
今回、デビルイスは着いて来ていない。だから、余計に恐怖を感じる・・・
凛「覚悟しろよ?」
俺「ご、ごめ~~~ん!!」
凛「問答無用!!」
そう言うと、凛は俺に飛び掛ってきた。
急の不意打ちにまともに押し倒される俺。
俺「・・・ギブギブ!!!もう二度と言わないから~~!!」
凛「い~や。分からないからな。」
何とか気を逸らそうと必死で考える俺。
俺「・・・魚・・・の方は・・・どうなったんだ・・・?」
凛「あっ・・・」
作戦成功。死の淵を彷徨っていた俺は九死に一生を得た。
凛「・・・・・・これは・・・」
俺「・・・・・・ドスハリマグロ・・・」
俺、凛『ハハハ・・・・・・』
俺「もっかい?」
凛「の、様だな。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺「ウォリャァ!!」
凛「今度は本物のようだな。おめでとうLen。」
俺「はぁはぁ・・・・・・う、腕が・・・痛い・・・」
凛「さて、次は蜜トンボだが・・・その・・・」
俺「?どうした?」
凛「む、虫網を忘れたんだ・・・」
俺「・・・・・・・・・・・・ふ~ん。」
凛「・・・すまない・・・Len・・・」
俺「お返しだ!!」
凛「!?」
俺は思いっきり凛を押し倒す。
俺「へへっ。これでおあいこだな。」
凛「・・・全く・・・・・・」
俺「さて、幸い調合の書は持っている。現地調合するか。」
凛を起こしながら言う。
凛「そうだな。そうしよう。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺「う~~ん・・・・・・見つからないなぁ・・・」
凛「う~~む・・・」
互いに探している内に、頭がぶつかってしまった。
『ごつん。』
俺「!?」
凛「ん!」
互いに顔を上げ笑う俺達。
久しぶりだな・・・この感覚。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、無事に見つかり、虫網を調合して今は夕暮れ。
俺「ふう。これ位でいいのかい?」
凛「ああ。十分だ。ありがとう、Len・・・。」
俺「一旦戻るか。虫網も調達したいしな。」
凛「そうだな。それが一番だ。」
そうして、一度俺達は帰路に着いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
家に戻った俺達を待っていたのは巧助だった。
巧「よう。随分頑張っていたようだな。早速だが、情報だ。」
俺、凛『!?』
巧「古塔の頂上に怪しい影があるとの事だ。調査して欲しいんだとよ。」
俺「なら、俺と凛が行こう。食材調達のついでに調査しとくよ。それでいいな?」
凛「ああ。文句なしだ。準備はいいのか?」
俺「ああ。虫網も持っている。大丈夫だ。」
そう言いながら武器の点検をする。うん。良い調子だ。
その影がなにかしら異変と関連性があればいいのだが。
凛「行くぞ?」
俺「おう!!」