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無題
ナナとテオが振り向いたと同時に、ルナの拡散弓が大量に降り注ぐ。
ダメージは微量の様だな・・・。
ルナ「・・・流石に傷はあまり付いていないよ・・・?」
ゼノ「僕が正面から乱舞で攻撃する!」
巧「だが、正面は危険だぞ?それに、2体居るんだ。」
俺「・・・巧助。その風炎天魔はガードが出来るのか?」
巧「出来ない事は無いが・・・あの巨躯だと・・・ガードしきれんかもな・・・。」
俺「ゼノ。お前に双剣でのガード方法を教えた事があったな。」
ゼノ「うん。それを使うの?」
凛「Len、幾らなんでもそれは無いんじゃ・・・」
俺「この状況下だ。そうつべこべ言っている暇は無い。」
ルナ「で、結局どうするの?」
俺「2手に分かれよう。俺と凛でテオを叩く。お前達で・・・」
ルナ、ゼノ『僕達がお母さんを守る!お父さん、テオをやらせて!』
凛、俺『お前達・・・』
俺「分かった。頼んだぞ。」
ルナ、ゼノ『はい!』
テオとナナが突進してくる。
巧「敵さんが動き出したようだぜ。行くぞ~。」
俺「ふん・・・。」
そう言いつつ、俺は血の着いた封龍槍【刹那】を構える。
巧助もまた、その国独特の敵を真正面に捕らえる構えで攻撃態勢に入った。
テオの突進攻撃をその大盾で防御した後、俺と巧助はただひたすら頭部を攻撃していた。
巧「チッ、予想以上に体力あるみたいだな!」
俺「だが、角は破壊したんだ。確実に仕留めるぞ!」
巧「あいよ。」
そういいつつ、巧助は突き→横切り→切り上げ→薙ぎ払いのコンボを確実に決めていく。怯んだ所に俺の突撃も決まり、ダメージを重ねていく。
・・・ふっ、やはりこいつの力は確かだったか。
巧「これで終わりだ!」
倒れたテオの心臓に勢い良く風炎天魔を突き刺す。
謎の満ちた成分を含むと言われている血が流れ、テオは息絶えた。
俺「・・・俺の出番は無し、か・・・。」
巧「良いじゃねぇか。たまには俺にもカッコつけさせろよな。」
俺「だな・・・。」
巧「それよりも、だ。」
凛「もう終わっているが?」
ゼノ、ルナ『そうだよ~、おっちゃ~ん。』
俺、巧『・・・・・・!』
いつの間にか、ナナは倒れていた。
俺「強くなったなぁお前ら。」
ゼノ「僕、強くなりたかったから頑張ったよ!」
ルナ「私もお母さんを守りたかったから頑張ったんだよ!」
凛「本当にこの子達は強くなったぞ、Len・・・」
俺「そうか。良くやったな。」
とりあえず、戦いは終わった。一息ついて・・・キャンプから村に戻ろうか、と言っていた時。